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修理方法

太陽熱温水器が何故敬遠されるのか?その理由の一つがメンテナンスが大変と言うことではないでしょうか?
普通に使っていても、5年程度経過すると水漏れが始まります。そして、大抵の人は、もう水漏れが始まった。もう、どこかに穴が開いてしまったに違いない。と思います。
でも、穴が開いて水漏れすることはまずありません。水漏れの原因はただ1箇所。
水が満杯になった時に水道を止める部分です。満杯になっても、締りが悪くちょろちょろ流れると、水が溢れて横のパイプから流れます。それが、屋根を伝わって落ちているのです。
太陽熱温水器から水が漏れ出したら、何処から漏れているかをまず確認しましょう。本体の下から漏れているのか?それとも横のパイプから漏れた水が本体下に廻っているのか? よく確認しましょう。
本体下である場合、業者を頼まなくてはならないでしょう。あるいは、本体を交換しなければならないかもしれません。
しかし、大抵の場合は、横のパイプから水が漏れていることが多いのです。
本当に確かめたければ、屋根に上がって、太陽熱温水器の取水口のカバーを開けてみましょう。

浮きがパンク

使用し始めて7年目に経験したのが、この「浮き」のパンクです。水を出なくする構造は至って簡単です。内部の水面に浮かんだ「浮き」が水位上昇と共に浮き上がると、蛇口が閉まる構造です。
この「浮き」はプラスティック系の素材で出来ていますが、これにひびが入り中に水が入っていました。これでは、水位が上がっても、蛇口が閉まらない筈です。
ヒビが入った浮き

修理は簡単です。「浮き」を新品に交換するだけです。でも、業者を頼むと高くつく。部品だけ取り寄せはできないのだろうか?
何か他のもので代用できないだろうか?とホームセンターを探していたら、いいものがありました。それは、水洗トイレのタンク用の「浮き」です。形状もほぼ同じ。価格はたった600円程度。
水洗トイレ用浮き
左がヒビの入った浮き、右がホームセンターで購入した水洗トイレ用浮き
水洗トイレ用浮き
軸の太さは違いましたが、絶縁テープを何重にも巻き接続しました。
浮きをテープで固定
そして、取り付けて修理完了です。
当然ながら、水漏れはピタリと止まりました。

使い始めてから20年後(トイレ用の浮きに交換してから11年後)、温水器の水が満タンになっても水が止まらなくなり、水道を止めないと止まらなくなりました。中を見てみると想像通り、浮きがパンクしていました。前回、リンケージ丸ごとトイレ用に交換していますので、前回同様「浮き」を購入し交換しただけで修理完了しました。完全にトイレの「浮き」交換と手順は同じです。
パンクした「トイレ用浮き」
水栓トイレ用浮き

リンケージ交換

使用し始めてから11年。思い切ってリンケージを交換する事にしました。
さて、どこから入手するか?
ホームセンターの水洗トイレコーナーに、この水を止める「リンケージ」が2,000円程度で売られていました。水を止める角度もほぼ同じようです。
早速購入して交換です。
交換前のリンケージです。
給水継ぎ手
まずは給水部分の取り外しです。パイプの断熱材をずらすと、継ぎ手部分が見えてきます。
給水継ぎ手
継ぎ手は、凸凸になっているので、凹凹パイプで接合されています。
再度、接合の時には、水道用の水漏れ防止テープが必要になります。
接合部分
取り外したリンケージ部分。容器状のものが付けられており、給水した冷たい水は、周りのお湯と混ざらない様に、真下の集熱プレートの取水口に流れるようになっているようです。
給水部分
取り外したリンケージと浮き。浮きは前回交換した水洗トイレ用のものが付けられています。
給水部分
取り付けられていたリンケージ(左)と購入した水洗トイレ用のリンケージ(右)。クリックすると拡大します。
給水部分
浮きと共に完全に水洗トイレ用に交換されたリンケージ部分
給水部分
交換後のリンケージ部分。
給水部分
交換後、リンケージの角度が合わず、水漏れしないかと心配しましたが、水漏れは全くありませんでした。水漏れしたら、アームを長くすれば良いのではないかと思います。逆に、出せるお湯の量が極端に減ってしまう場合には、アームを上に曲げれば良いでしょう。

採湯管の交換

13年目にして、採湯管(お湯を降ろす部分)が劣化してしまいました。
太陽熱温水器を購入した販売店に問い合わせたところ、部品取り寄せが出来るとの事で、新品に交換できました。

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